高収入でも結婚できない理由──40代男性の“間違ったお金の使い方”とは

婚活コンサルタントの桐山です。

40代後半で婚活を始める男性に、よくこんな言葉を聞きます。
「1万円払うくらいなら、自分でやった方が早いし安いですよね」

この考え方、実は世代的な背景があります。
高度経済成長やバブル崩壊後を経験した40代・50代の男性は、
「節約こそが美徳」
「お金は減らさないことが一番」
という価値観を強く持っているのです。

確かに昔はそれで家庭が成り立っていました。
ですが、現代の結婚生活においては、これこそが最大の落とし穴。
「1万円なら自分でやる」思考が、女性に最も嫌われる原因になっています。

世代的な落とし穴：「節約＝美徳」の価値観

40代後半以降の男性は、親から
「無駄遣いするな」
「自分でやれることにお金を払うな」
と言われて育った方が多いです。

だからこそ「1万円の外注サービス＝贅沢」という思い込みが根強く残っています。
しかし、この価値観をそのまま結婚生活に持ち込むとどうなるでしょうか。

• 家事は妻がやるのが当然
• 子育ても「お金をかけずに」自分たちで
• 疲れても「贅沢するな」と我慢

こうした発想は、女性から見れば 「無償労働を押し付ける男性」 そのもの。
婚活の場で女性に選ばれないのは当然のことなのです。

「自分でやれば安い」発想が招く損失

1万円を節約することで得られるのは、一時的なお金の残りです。
ですが、それで失うものははるかに大きいのです。

• 妻の自由時間
• 夫婦の笑顔
• 穏やかな会話や愛情

1万円を節約する代わりに、女性が無償でその労働を担うことになる。
すると「ありがとう」ではなく「当たり前」と受け取られてしまい、関係性は確実に悪化します。

「1万円を払う」ことで得られる未来

逆に、1万円を外注に投資したらどうなるでしょうか。

• 家が整い、夫婦の心に余裕ができる
• イライラが減り、感謝が増える
• 「払ってくれる夫」に対する信頼と愛情が深まる

私は実際に、行政の助成金を使って「ドゥーラー」というサポートを利用しました。
最初は「自分でやった方が早い」と感じたこともあります。

けれど、続けることで QOLが上がり、「これなら3人育てられる」と心から思えた。
そして結婚してよかったと実感できた のです。

女性心理：無償労働を前提にする男性は選ばれない

婚活で女性が最も恐れるのは「結婚した途端に無償労働を押し付けられること」です。
40代後半男性が結婚するための唯一と言ってもいい条件は、「女性に無償労働をさせない」こと。

その意思をどう示すかが、お金の使い方に現れます。
「1万円を惜しむ」男性と、
「1万円で妻の笑顔を買える」と考えられる男性。
女性がどちらを選ぶかは、言うまでもありません。

明日からできる行動リスト

• 家事代行を一度だけ試してみる
  「頼む経験」をすることが意識改革の第一歩。
• 外食や宅配を“特別な日”ではなく“日常”に取り入れる
  無理をせず、続けられる暮らしを優先する。
• お金を“家族の快適さ”に使う意識を持つ
  減るお金ではなく、夫婦の関係を豊かにするための投資と考える。
• 女性に「無理をさせない」という言葉を伝える
  思っているだけでは伝わりません。
  口にすることが信頼をつくります。

まとめ：唯一の条件は「無償労働をさせない」こと

40代後半男性の婚活で最大の落とし穴は「1万円を惜しむ思考」です。
その裏にある「節約＝美徳」の価値観を手放せるかどうかが、結婚できるかどうかを分けます。

高収入かどうかではなく、お金をどう使うか。
そして唯一守るべき条件は「女性に無償労働をさせないこと」。
この意識を持てる男性こそ、女性に「結婚してよかった」と心から思ってもらえるのです。

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