誰にも言えなかった想いが、ほどける瞬間──ある50代男性の選択

拝啓

心の奥でずっと願っていたことがあるのに、誰にも言えずに、気づかないふりをしてきたあなたへ。
この手紙のようなブログは、あなたの中にある「言葉にならない想い」に、そっと触れるために書いています。

もう、このまま一人かもしれない──そう思った夜

人は、大きな決断をするときよりも、何も起きない日常の中でふと「寂しさ」に気づくことのほうが、本当は心に深く残るものなのかもしれません。

帰宅後、誰もいない部屋でコンビニ弁当のフィルムをはがしながら感じる、微かな虚しさ。
老後資金のことを考えるたびに、「いったい誰のために？」と、ふと空を見つめてしまう瞬間。

結婚できなかったことを悔やんでいるわけじゃない。
でも、「家族を持てなかった自分」を、心のどこかでずっと許せていなかった──
そんな想いが、あなたの中に少しでもあるなら、この物語は、きっとあなたにとっての”転機”になります。

本当に欲しかったのは、「誰かのための人生」

ある50代男性の話を、紹介させてください。
彼は、建設関係の仕事をずっと続けてきた方。
穏やかで、几帳面で、誰に対しても礼儀正しく、でも、自分のことは多く語らない人でした。

婚活の経験はほとんどなく、「子どもが欲しいなんて、もう言っちゃいけない年齢だと思ってました」
と、静かにおっしゃっていました。

けれど、私は彼の目を見た瞬間に、わかったのです。
この人の中には、誰よりも深くて、誰よりも熱い「願い」がある。
それは、若さや外見では埋められない、「自分の人生に意味を持たせたい」という切実な想い。

人は、「願い」を口にしたときから変わっていく

彼はあるとき、言いました。
「僕は…子どもが欲しいんです」
「できるかぎりのことはするし、　相手が望むなら、生活の全部を整える覚悟もある」

その言葉には、力強さも、誠実さも、そしてほんの少しの勇気もありました。
その瞬間、私は確信しました。
この人はもう、「人生の再スタート地点」に立っている。

そしてその数ヶ月後──
彼は、子どもを望んでいた女性と穏やかに結ばれ、今は、まもなく父になる準備をしています。

「家族が欲しい」と言っていいのは、あなたのような人

婚活をしていても、言葉でうまく伝えられないこと、ありませんか？

「ガツガツしてると思われたくない」
「年齢を考えると、相手に申し訳ない」
「若い人ばかりの婚活の場に、もう居場所がない」

そう思って、自分の本音を押し殺してしまう。
でも、本当に「子どもを大切に育てられる人」は誰かと考えたとき、私は、あなたのような人だと心から思っています。

誠実で、地に足がついていて、責任感がある。
そして、自分の感情を一番最後にしてきたような人。

そういう人こそ、家庭を持ったときに、静かで深い愛情を注げるのです。

誰にも言えなかった想いが、ほどける瞬間がある

このブログを読んでくださっている今、心のどこかで少しだけ、「動いてみようかな」と思った自分に、あなた自身が一番驚いているかもしれません。

でもそれこそが、あなたにとっての「ほどける瞬間」。
今まで何重にも結んできた“遠慮”や“諦め”の糸が、少しだけゆるみ始めたサインなのです。

あなたの中にも、まだ届いていない物語がある

今すぐ何かを変える必要はありません。
焦って結婚する必要もない。

ただ、あなたとよく似た男性の物語を、静かに読んでみてください。
きっと、あなた自身の未来が見えてきます。

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この物語が、あなたにとっての「始まり」になりますように。
願いが形になる瞬間は、たいてい静かで、誰にも知られずに訪れるものです。

その兆しに気づける人は、もう動き始めています。
心から、応援しています。

敬具

東京婚活ゼミナール　桐山栄子