【54歳男性の婚活と養子縁組の決断】実子を諦められなかったが、幸せな再婚を叶えた話

54歳、実子を持つための婚活を始めた

私は54歳。人生のほとんどを仕事に捧げ、気づけば独身のままここまで来た。
若い頃は結婚について深く考えなかったが、50代に入ると、ふと「このまま独り身で老後を迎えるのか？」と不安になった。
そして、それ以上に強く思ったのが、「自分の子どもを持ちたい」 という願望だった。

自分の血を引いた子どもを育てること、それは人生の中で何よりも価値のあることのように思えた。
「今からでも間に合うのか？」
その想いを胸に、私は婚活を始めた。

若い女性とのお見合いが成立しない現実

若い女性とのお見合いが成立しない現実
婚活を進める中で、私は20代～30代前半の女性とのお見合いを希望していた。

「子どもを持つには、やはり若い女性と結婚しなければならない」
そう思い、婚活市場に飛び込んだものの、現実は厳しかった。

• 20代の女性は、40代までの男性を希望することが多く、50代の自分には興味を持ってもらえない
• 30代の女性でさえも、40代の男性とマッチングするケースが多く、自分の順番はなかなか回ってこない
• 仮にお見合いが成立しても、会った瞬間に「年齢差が気になる」と思われたのか、次に繋がらない

「子どもを持ちたいのに、結婚相手すら見つからない……」
私は強い焦りを感じるようになり、次第に落ち込んでいった。

東京婚活ゼミナールに相談、「養子縁組」の提案を受ける

なかなか若い女性とのお見合いが成立せず、心が折れかけていた私は、東京婚活ゼミナールに相談した。

「自分の子どもを持つことを諦めたくありません。でも、現実的に難しくなってきました……」
そのとき、代表の桐山さんが提案してくれたのが、「養子縁組という選択肢」 だった。

「実子にこだわるのも大切ですが、もし“家族を持つ”ことが本当に大事なのであれば、少し視野を広げてみませんか？」
私は最初、驚いた。

しかし、桐山さんは自身の経験を話してくれた。
彼女はシングルマザーとして再婚し、現在、再婚相手との子どもを妊娠している。
しかし、それ以上に印象的だったのは、彼女の子どもが、再婚相手を本当の父親のように慕っていることだった。

「どうして、子どもがこんなに懐いたのか？」
そのために桐山さんがした努力や工夫を聞いて、私は心を打たれた。
「血のつながりがなくても、本当の親子になれる」
そう思えた瞬間だった。

45歳の女性との出会いと再婚

視野を広げて婚活を進める中で、私は45歳の女性と出会った。
彼女は落ち着いた雰囲気のある素敵な女性で、実は彼女も子どもを持ちたかったが、婚活が間に合わなかった という経験をしていた。

「自分の子どもを持つことは、もう厳しいかもしれない。でも、家族を作ることは諦めたくない」
そう話す彼女の言葉に、私は共感した。
私たちはお互いの想いを共有しながら、結婚を決意した。

「年齢だけ」にフォーカスしていた過去の自分

今振り返ると、私は「実子を持つこと」にこだわりすぎて、年齢ばかりを気にしていた。
確かに、若い女性と結婚できれば、子どもを持つ可能性は高まる。
しかし、そればかりを追い求め、結果が出なかったときの絶望感は計り知れなかった。

一方で、年齢を広げて婚活をしたことで、私は本当に大切なもの を見つけることができた。
それは、「子どもを持つかどうか」ではなく、「家族として生きていくパートナーを見つけること」 だった。

まとめ──婚活には「戦略」と「柔軟な選択肢」が必要

婚活を始めた頃の私は、「若い女性と結婚し、実子を持つ」 という明確な目標を立て、それを叶えるために動いていた。
最初のうちは、それでいい。
しかし、戦略通りにいかなくなったとき、どうするか？
そこで、違う選択肢を考える余裕があるかどうか が、大きな分かれ道になる。

東京婚活ゼミナールは、ただ「婚活の成功」をサポートするだけでなく、「うまくいかなくなったときにどうするか？」の選択肢を与えてくれる。
それが、私にとって大きな救いだった。

私の婚活は、一見「失敗」に見えるかもしれない。
しかし、本当に幸せな再婚を叶えることができた。
今、私の隣には45歳の妻がいる。
そして私たちは、家族としての新しい形をこれから作っていく。

もし、あなたが婚活をしていて「思い通りにいかない」と感じているなら、少し視野を広げてみると、新しい幸せが見つかるかもしれない。